こんにちは。ゆきちです。
センター試験は、受験の最初の関門であり、かつあなどれないものです。
私としては、センター試験があまり好きではない上、特に国・数・英に関しては何のためにコレをやっているんだろう・・・と思っていたのが本音ではありますが(笑)定められている以上はやらざるをえません。
ここはぐっと腹をくくって勉強あるのみです!
本日は、その中でも国語の「漢文」の勉強法をご紹介したいと思います。
ゆきち
是非参考にして頂けますと嬉しいです^^
CONTENTS
漢文の勉強で最も大事なことはたったこの2つだけ!
大事なことはずばりこの2つです!
ゆきち
暗記だけしてもダメです。かといって、勘だけで問題を解くだけでもダメです。
確実に覚えるべき点を暗記し、その知識を活かして問題を解くこと。
相互作用です。どちらも欠かせない工程ですので、しっかりやっていきましょう!
漢文はまずは覚えるべきことを確実に暗記すべし!
漢文って、漢字なので、英語よりは日本語に近い気がしますが、実は英語みたいなものです(笑)
(親近感を持つことは悪いことではないですよ。むしろ良いことなので、変に苦手意識は持たないでくださいね!)
というのも、語順を見てもらえるとわかっていただけるかと思いますが、主語の次に動詞(述語)が来ます。
英語もそうですよね。
日本語や韓国語は主語の次は目的語がきて、最後に動詞(述語)という順番です。
なので、漢文は構文的には外国語みたいなものなんですよね。
かつ、漢字を使っているとはいえ、現在私たちが使っている漢字とは異なった意味を持つものもあります。
例えば、「大丈夫」という単語。
これは現在では、「あぶなげがなく安心できるさま」や「間違いがなくて確かなさま」などという意味で使われることが多いです。(「語源由来辞典」より)
しかし、漢文では(受験で使用されるワードとしては)「立派な男子」と訳すのがテッパンです。
まあ、流れとしてはこの「立派な男子」という意味から派生して現在の意味になったとされているんですけどね。
このように、現在とは少し異なった意味で解釈することが求められることもあります。
よって、ニュアンスや勘で問題を解くことは、実は思っているより困難なのです。
確かにセンター試験はいくつかの選択肢の中から答えを選ぶので、筆記試験よりはニュアンスやあてずっぽうで答えることも可能です。
しかし、一番確実な勉強法は、「まず覚えることは確実に暗記する」です。
当たり前のことですが、絶対に必要なことなので、今一度肝に銘じておきましょう。
英語も英単語や構文を覚えますよね?
それと同じです。
ゆきち
覚えるべきものは、
- 単語の意味
- 読み方
- 構文
- 文法やその読み方と意味
- 返し点
以上は最低でも覚えて確実に得点できるようにしましょう。
どうやって覚えたらいいの?
ゆきち
単語の読み方・意味
[safe title=”POINT”]センターレベルであれば、教科書やワークレベルのものを完璧にしていればOK[/safe]まず、単語の読み方・意味ですが、センターレベルであれば、何か新たに単語本などを買う必要はありません。
もちろん、買ってじっくりやりたい!という人は購入してもいいですよ。悪いことではありません。
私の場合は、単語は教科書やワークに出てくるものだけを覚えました。
しかし、そのかわりに教科書とワークに出てきた単語はすべて覚えました。(それに加えて模試などで出会った単語も可能な限りは)
これだと余計なお金はかかりませんよね!経済的にもいいです^^
というのも、センターで問われる漢文の知識は、そこまで高度なものは問われないからです。(現時点では)
よって、教科書やそれに沿って使われる補助教材、ワークなどで出てくる単語に対応できれば、ほぼ網羅できるかと思います。
あまりにも難しい単語が問題に出てくる場合は、注釈がついているはずです。
ゆきち
では、どの単語が基本的なのか?頻出なのか?
これも、教科書に載っている単語=重要語という認識でOKです。
また、ワークなどで何度も出てくる単語も頻出単語ととらえてもらってOKです。
あとは、先生が授業中に大事ですよ、と言ってくれた単語は重要です。
学校の先生って、プロです。何年も、何回も今迄のセンター試験や模擬試験などを見てきています。
特に進学校の先生は、それらを研究して学内テストなどを作っているはずです。
そんな人が「大事」だという単語が大事じゃないはずはありません。
ですので、しっかり授業を聞き逃さず、メモを取っておきましょう!
「全然授業聞いてなかった・・・」「どれが重要かわからない・・・」
という方は、頻出単語などをまとめた単語帳を買ってもいいと思います。
予備校などが出版している単語帳もいいですよ。予備校も受験のプロですからね。
構文・文法・返し点
これも結論からいうと、教科書でOKです。
教科書に大事な構文はすべて載っています。
(「まさニ~ントす」とか「よろシク~すベシ」っていう、アレです)
あれを必ずすべて覚えてください。(返り点のつけ方や読み方、意味も)
あとは、結びの文字(也・哉・乎とか)疑問形なのか反語なのか、など。
この辺りもきっちり教科書や準拠本などをみて覚えてください。
返し点も教科書やそれに準拠して使う副読本とかに載っていますよね。
それを覚えればOKです。
もし、「そんなの持ってないよ~」という方は、書店で購入してもいいと思います。
ゆきち
漢文は英語よりは覚えることが少ないです。そのわりにセンターでの配点は50点です。4分の1ですよね。
そう考えると結構多くないですか?
ですので、暗記すべきところはしっかり覚えて、取れる点数は確実にとっていきましょう!
漢文は何度も問題にチャレンジして実戦力をつける!
さて、覚えるべきものを覚えたなら、あとは問題を解くのみです!
暗記したから満点がとれるというわけではありません。
ですが、暗記しないと満点もとれません。
ゆきち
問題を解くうえで意識すべきことは以下の点です。
- 問題を解く時間
- 全体像を把握する・要約ができるようになる
- 一通り問題を解き終わったら、ちゃんと解説を読む
- 一度すべて訳してみる・返り点をうってみる
- とにかく多くの問題に触れて漢文になれる
問題を解く時間
まず、一番大事なのは、時間を計りながら解くことです。
大体ワークなどでは、目標時間など指標にすべき時間が書いてあるはずです。
わりと優しめに設定されているものがほとんどかと思いますので、それよりも少し早めに解けるよう意識して解いてみましょう。
実際にちゃんとストップウォッチなどで計りながら解いて下さいね。
最初の頃は時間内に解けなくても全然OKです。
「あ~これくらいで解ききらないといけないのか~」ということを体感で覚えていってください。
なぜその時間で解ききれないのか。
知識が不完全で悩むのか、読むスピードが遅いのか、訳すのに不慣れなのか・・・
そこを分析してつめていけば、必ずスピードはあがります!
ゆきち
全体像を把握する
次に大事な点は、物語全体で何を言いたいのか、どんな話だったのかを理解しながら読んでいくことです。
これはさきほどの時間の体感同様、実際に問題をこなさないと身につかないものです。
かつ、意識して読まないと、ただ字面を追ったり、テクニック的な面(文法や構文など)だけを注視した読み方になってしまいます。
センター試験でも、「物語に合致する内容を次から選べ」などという設問が必ず1つは出ることがほとんどです。
ですので、この物語は何が言いたいのかな、どういう話なのかな、ということを常に意識しながら読むように日頃から習慣づけておきましょう。
これは急にできることではないので、焦らずじっくりやりましょう。
ゆきち
この辺りもまた別の機会で詳しくお話できたらな、と思います
解説をちゃんと読む
次に、丸付けです。
ゆきち
解説に重要な事がかいてあったりもします
ですので、漢文学習にあてられる時間があまりない場合や、「これは絶対に今後も間違うことはない!」と自信のあるものに関しては目を通さず飛ばしてもいいかと思いますが、特に不安だったものや間違えた設問に関しては必ず解説も読むようにしてください!
そこで初めて得た知識があれば、それも覚えましょう。
もう一度すべて読んでみる(訳す・書き下す・返り点をつける)
次ですが、これは余力があればで良いかと思います。
もうとにかく時間がない!なんとかして点数をあげないと・・・!という人は、これは飛ばして他教科に時間を回した方がいいかなと思います。
50点満点を狙いたい人は、時間が許す限りこれを行ってほしいなと思います。
たとえば、まだ今は2年生で来年が受験生だという人は、時間に余裕がまだある今から早速この勉強法を実践しておきましょう!
(この記事を受験生になる前に見れた人はラッキーです)
設問では、一部分だけ傍線がひいてあって、それを訳しなさいとか、返り点をつけなさいとか、読みなさいとか、指定されているかと思います。
でも、それ以外にも大事な構文や文章が問題の中には隠れていることも多いです。
ですので、その設問に答えられたことだけに満足せず、全文訳してみてください。
良い問題集だと、白文・書き下し文・現代語訳とすべて載せてくれているはずです。
まずは、正しく書き下し文にできるかどうか、あとはちゃんとすべて訳せるかどうかをやってみてください。
余力のある人は、さらに白文から自分で返り点をつけられたら、もうパーフェクトです!
ちょっと二次試験対策っぽいので、二次で漢文がない人は、問題文すべてをやる必要はないと思います。
確実にできる!と感じられるようになれば、この工程は省いてOKです。(特に返り点うちや書き下し)
かなり時間がかかりますからね。
ゆきち
色々な問題に日頃から触れる
最後は、とにかく色々な問題にあたるということです。
読めば読むほど、経験値はあがります。
すなわち、漢文を読む力がつきます。
物語調や、論語のような教え、歴史書系など、色々なパターンや題材にも対応できるようになります。
そうすると、もし出題傾向ががらっとかわってしまったとしても、対応できる力は他の人よりも大きくなるはずです。
そのため、物怖じせず、色々な問題を解いてみてください。
ゆきち
英語も現代文もそうですが、1日でも触れない時間を作らない方がいいです
日本語や母国語同様、毎日触れている方が定着率も上がるし、忘れないです。
日本語を忘れるということはあまりないですよね。それは毎日読んだり書いたり、喋ったりしているからなのです。
また、その時に読む題材に関してですが、教科書に出てきた文を読むのもOKですが、内容を覚えてしまっているものは、実戦力を養うには適さない題材です。
ゆきち
教科書に出てきた文をよむのは、単語を覚えたり、構文を覚えたりするためにはいいことなので、期待する効果・目的によって教材は使い分けていきましょう。
さて、ここまでを振り返ってみましょう。
問題の解き方としては、
- とりあえず時間内にざっと読む
- ぼんやりとでもいいので物語の内容を把握するよう意識して読む
- 細かい部分に気を付けて読む(単語とか構文とか)
- 答え合わせをし、解説をしっかり読む
- 全文を訳す・書き下す・返り点をうってみる
- 1~5を行いながら、できれば毎日、色々な問題に触れる
といった順ですね。
上にくるほど重要度は高いです。
ゆきち
まとめ 大事なポイントをおさらいしよう!
さて、もう一度おさらいしていきましょう!
- 漢文の単語・文法・構文などは、教科書やワークでしっかり完璧に覚えよう!
- 知識を得たら、実際に何度も実際に漢文の問題を解いて実戦力を身につけよう!
- さらに時間を計りながら解くことで実力アップ!
- 漢文は全体像を把握することを意識しながら読もう!
- 更に解説を読んだり全文訳すとレベルアップ!
- 出来る限りたくさんの問題に触れ、継続的に漢文と接しよう!
冒頭でも述べましたが、「暗記」だけでもダメですし、「問題を解く」だけでもダメです。
どちらもいい塩梅で行い、知識をつけながら経験値を積んでいくのが理想です。
センター試験は「基礎知識と経験力」がものをいう試験です。
これはどの科目にも通用することなので覚えておくといいです!
いかに素早く処理し、かつ正確に問題を解けるか。
すなわち、今まで勉強してきた内容をしっかりと覚えられているか。
また、今まで色々な問題を解いてきたか。
この2つを確かめるための試験だと思っています。
そこが肝となってくるので、やはりそのためには日頃から経験値を高めておく必要があります。
今日お話したのはあくまでも学力をあげるための日頃からの勉強法です。
センターでも通用するし、これを応用すれば、二次試験にも活かせる内容です。
ゆきち