就職で有利!秘書検定準1級に合格した私が効果アリの勉強法と対策を教えます

秘書検定準1級 勉強法 合格 体験談

こんにちは。ゆきちです。

今日は私が秘書検定の準1級を受ける際に行った勉強法についてご紹介しようと思います!

秘書検定準1級の合格率や課される試験内容

秘書検定とは

秘書検定は1~3級が受験できます。

1級が一番難しく、3級が一番簡単です。

(ちなみに3級は一般的なマナー(常識)が備わっていれば、だいたい合格できます。試験前に本屋さんで参考書を1冊見繕ってざっと見ておくとよりいいかと思います)

準1級の合格率は40.5%。2分の1弱ですね。

ちなみに、受験者の内訳としては、大学生 37.3%、つづいて短大生 6.3%、専修・各種学校生 11.7%、高校生 22.6%(高校生から受けるとか意識高い・・・!)会社員等 15.3%、秘書 1.5%、その他 5.3%だそうです。(「ビジネス系検定」参照)

私も大学生の頃に取得しましたが、やはり就職する前にとっておこう、という人が多いんでしょうかね。

試験内容

2、3級は筆記試験のみです。(マーク形式・一部記述)

準1級から、一次試験の筆記試験(マーク形式・記述半分ずつ)に加えて二次試験の面接試験が課されます。(超緊張します)

面接試験では、受験者が3人1組になって、決められた課題に沿ってそれぞれ3人の面接官と順にやりとりし、その時の対応を審査されます。

  1. あいさつ(面接官に自分の名前をいう)
  2. 報告(控室で覚える課題を基に、審査員に報告する、という課題)
  3. 状況対応(控室で与えられた課題を適切な言葉に直したうえで、審査員をお客様と見立てて接する)

大体所要時間としては、10分程度でした。

ちなみに、一次試験の筆記で合格し、二次の面接で不合格になった場合でも、2回は筆記試験を免除でき、二次試験の面接から受験が可能です。

具体的な勉強法や対策法

さて、それを踏まえた上での対策が必要となります。

この面接の試験では、ビジネスの場に適したふるまいや言葉遣い、姿勢や表情までチェックされるとのことでした。

一応審査基準としては、以下の点を見られるようです。(ビジネス系検定」参照)

  • 体勢(体の構え)
  • 動作
  • 話しの仕方
  • 言葉遣い
  • 明るさ
  • 身なり など

ただ、独学だと自分の実技レベルがどの程度のものなのか、どのような点を改善するべきなのかを確認できないと考えました。

よって、まず大学で秘書技能検定の対策講座が開講されていましたのでそれに申し込みました。

次に、筆記試験は独学でも対応可能な範囲も多いので、テキストを書店でみつくろって購入しました。

知識がたくさん掲載された基礎的な用語集と、クイックマスターという過去問題と模擬問題の掲載された問題集を購入してみました。

それを用いて、用語集である程度の知識を身につけて、それをすぐに問題集を確認するという方法で覚えていきました。

秘書技能検定の問題は、「こんな場面に遭遇したらどのような対応が望ましいか」という、知識の暗記だけでは正解できない問題もたくさんあります。

なので、直前はほとんど問題集を繰り返し解いて、考え方があっているかどうか解説を熟読することも徹底して行いました。

知識の範囲については、2級以下の試験にも共通することが多いようだったので、問題集を解きすぎて答えを覚えてしまうくらいになった時点で、2級の問題集も購入してみて、全問正解できるかに挑戦したりしました。

秘書検定準1級対策のための勉強法をやってみて感じたこと

面接対策

まず、実技の対策ですが、やはりこちらは先生がいる環境や、誰かに協力してもらって実際にデモンストレーションしてみるのが一番効果的だったと思います。

自分では合格水準の実技ができていると思っていても、他の人や先生のお手本を見ると、自分とは違うことに気づけるからです。

特に、言葉遣いは「こういう言い回しでも間違いではないけれどもっと丁寧な言葉遣いがある」「このような立場の相手にはどの程度の敬意を表すべきか」など、より精度の高いものを念入りに確認する必要があります。

面接では、その対応が適しているかどうか面接官は一言も言わないので、なかなか自分の対応が正しいものか、自信が持てないです。

日頃からそれが正しいのかを逐一確認して、正しい言葉遣いや対応が面接の場ですみやかに出てくるようにするべきです。

表情や声の大きさも、自分ではできていると思っていても、他の人から見ると表情がかたい、声が小さいなどできていないこともあります。

ですから、他の人からのフィードバックは非常に重要です。

筆記試験対策

次に、筆記試験の対策ですが、暗記部分さえ確実に身につけることができればそれほど難易度の高いものではありません。

ただ、なかなか実務では触れることの少ないマナーや知識については、時間をかけて学ぶ必要があります。

この範囲は何度同じ問題を解いても効果があります。

ですので、独学でも充分取り組むことができます。

一方、考え方を問われる部分は実技の学習と並行するほうがいいでしょう。

伝言の取り方、越権行為に当たらないかの確認は、筆記であっても面接であっても同じことを問われていますので、覚えようと躍起になるのではなく、慣れることが必要です。

実際にその勉強法をやってみて出た効果とその期間

対策のために費やした勉強時間数

筆記試験の対策は、週1回の講義を2か月程度受講し、自宅学習も1日あたり約数十分程度行っていました。

大学の講義と並行しながらなので、1週間の合計学習時間はだいたい5時間程度だったと思います。

その学習時間で、筆記試験では実務経験がなくても一度目で合格できました。

一方、面接試験は一度目で合格することができませんでした。

ですので、二度目の試験までに、実際に色んな人に実技試験の練習を見ていただいて、フィードバックをもらいました。

そうすることで次の試験で合格できました!

やはり、面接試験の対策に関しては、実際に他者とのやりとりをしつつ、他者からのフィードバック(改善点)をもらうのが一番効果的だったと思います。

わたしが実践した勉強法のメリットとデメリット

メリット

  • 大学の講義を受講して試験対策が出来たので、費用が安くおさえられたこと
デメリット

  • 大学の講義の一環なので、一緒に学ぶ人の中では意識の低い人もいてモチベが下がる
  • 実技試験でもやる気のない人がいるので、しっかりとしたデモンストレーションができなかった時もあった

面接の試験対策は、実際に他の人とやりとりしてみて、それに対するフィードバックをもらうのがいい、と話しましたが、意識の低い人とそれをやっては意味がありません。

実際に試験に合格したことのある人や、「絶対に合格したい!」とモチベの高い人と練習するようにしましょう。

お金はかかりますが、外部の試験対策講座もありますので、そちらを受講するのもいいと思います!

あまりおススメしない勉強法

筆記試験の対策で使う教材は、本屋さんで実際に手に取り、選びました。

ただ、1通り解き終わったからといって、更に新しい教材に手をつけても、大体同じような感じなので大差はありません。

ですので、それよりは、一度買った本をしっかり覚えられるまで、何度も繰り返し反復して勉強する方が効果があると思います。

まとめ

  • 秘書検定準1級から面接試験がある
  • 筆記試験対策は独学でも可能
  • 面接試験対策は実際に他者とのやりとりで経験値を積むべし
  • モチベ・志の高い人と一緒に勉強する
  • 色んな参考書に手を出さず、1つの参考書を完璧に解けるようにする

しっかり対策さえとれば、必ず合格できます!

就職で少しでも有利になれるように、この勉強法を参考に秘書検定を取得してもらえれば嬉しいです^^